冷え、頭痛と吐き気:40代女性

40歳になる少し前に夫の転勤に伴いイギリスに引っ越しました。日本ではずっと仕事と家事・育児で忙しい生活でしたが、渡英をきっかけに退職し、落ち着いた生活ができるかと思っていたところ、渡英直後から、よく体調を崩すようになりました。1、2週間ごとに頭痛と吐き気で寝込み、「なぜ、こんなに頻繁に風邪をひくのだろう」と思う毎日でした。また、体が冷え、寝るときには夏でもセーターやレッグウォーマーが手放せない状態になりましたが、特別深刻な病気でもないのだから気にしないほうがよいのだろうと自分に言い聞かせ、気候が違うせいだろうとあきらめていました。しかし、頭痛と吐き気で寝込む数日間は、我慢できない苦しさで、なんとか頭痛薬を飲んで起き上がっては子供の学校への迎えに間に合わせるというような状態でした。外出する予定があっても、いつ調子が悪くなるかと不安でした。体調がすぐれないこともあってか、子供のちょっとした言動にイライラし、精神的にも不安定になっていました。
こうしたことが2年近く続くうちに、寝込むのは気候のせい、風邪のせい、と思っていたけれども、風邪にしては毎回咳も鼻水もないので、風邪ではなく車中心の生活になって運動不足で体力が低下しているのか、自律神経がおかしいのだろうかと思うようになりました。いずれにしても運動をしたほうがよいのかと考えて、水泳を始めたところ、若干は冷えも軽くなり、肩こりや頭痛も少しはおこりにくくなったような気がしましたが、やはり定期的に寝込む状況は変わらず、その後続けて2回流産してしまいました。その時は42歳になっていましたので、年齢的なこともあるのでしょうが、もう少し体のコンディションを整えたほうがよいのだろうと考えました。産婦人科でそれまでの体調不良(冷えや頭痛)について相談しましたが、まったく問題にされなかったこともあり、東洋医学でのアプローチがよいのではないかと思いいたりました。永楽クリニックについては以前から知っていましたが、自宅から若干遠いと思いそのままになっていましたが、体調不良をなんとかしたいと思いきって通院を始め、鍼灸治療を受けるとともに、漢方薬(当帰芍薬散、香蘇散)を処方していただきました。
通いはじめて、数回で体がぽかぽかして冷えがよくなってきたのを感じました。また、いつもほかのことが気になって一つのことを集中してやり遂げられない感じや、自分でコントロールできないイライラが、香蘇散を服用することで、すうっと消えて、驚きました。通院を始めてからもしばらくは、とても肩がこったり、頭痛で寝込んだりすることや、また時には理由もなく落ち込む時期もありましたが、徐々に着実に良くなっている感じがあり、半年ほどたった時点では、体がだいぶん軽く感じられるようになりました。また、鍼灸と漢方薬のほかに、食事中および食後に水分を取らないほうがよいというアドバイスをいただきました。関連する本などもご紹介いただいてどれも興味深く読みました。通院を始めて1年少し経った現在では、
①冷えを感じることがほとんどなくなりました。イギリスに来て以来、冷えるのが怖くて夏でもズボンにレッグウォーマーで、はいたことがなかったスカートで過ごせるようになり、驚きました。
②肩こりや頭痛で寝込む回数が格段に減り、ほとんどなくなりました。以前は、頭痛が起こると寝込んでしまい、市販の頭痛薬を飲んでも収まらないようなこともありましたが、多少の肩こりや頭痛は当帰芍薬散を服用するだけでも軽く感じられるようになりました。
③肩や背中が張ってこっている状態が影響して、腰に張った感じや違和感が出るということも大分なくなりました。
④いつ体調を崩すのだろうという不安感がなくなりました。
⑤多少のアップダウンはあるものの、理由もなく何日にもわたって気分が落ち込むということはほとんどなくなりました。
⑥食事中、および食後水分をとらないようにすることで、胃が軽く感じられるようになりました。
⑦渡英後、知人に心配されるくらい血色が悪くなっていたのが、渡英前くらいの状態に戻ったのではないかと思います。
振り返ってみるとわずか1年で心身ともにずいぶん元気になったと思い、とても感謝しています。本当に有難うございました。

慢性鼻炎、花粉症: 40代女性

私が始めて鼻炎気味だと診断を受けたのは小学校5年生、11歳のときでした。それから毎年夏のプール開始前に受ける検診のたびに鼻炎の診断を受け,その後2-3ヶ月、週に2-3回は耳鼻咽喉科にかよう日々でした。当時の慢性鼻炎の治療はすごく原始的なもので、温い塩水で鼻の中を洗ってから後、す〜っとしたミントオイルのようなものを綿棒で鼻の中に付ける程度のものでした。それから後、中学生の頃は良い耳鼻咽喉科のお医者さんがいると聞いては電車を乗り継ぎ、2時間近くかかって通ったこともありました。その時は、1週間に1度くらい静脈に太いお薬を注射でゆっくり入れ、(体質を変えるお薬と言う事でした。)その後具合が悪くなるなるので30−40分休んでから帰る、という事をしばらく続けました。その時も1年近く続けたのですが、結局ほとんど良くはならず最後に先生が私に言った事は、『体質というのはなかなか、治るものではないから。あなたの場合はもうここに来ても治らないと思う。
まぁ、もっと大人になって結婚でもして、子供でも生むと、体質が変わる人が多いから、気長にやんなさい。』という事でした。その後、17歳ぐらいからは、体にあるアレルギー体質が色々と違う症状として出始めました。季節の変わりめにぜんそくがおきるようになり、その時期は皮膚のやわらかい所に湿疹も出始め、それプラス春先は花粉症といくつも症状が重なるようになっていきました。お医者さんに行っても強いお薬をもらう事になるので、ひどくない時は市販薬を使い、症状がひどくなり学校や仕事に行けない位になったときだけお医者さんに行って点滴等の治療を受けていました。そういう風にして大体20年間近く、結婚して、子供も産んだのに体質は変わらず、ず〜っと過ごしていました。英国に来てから乾燥して空気のお陰か、喘息の発作は治りましたが、花粉症は相変わらずかなり重く治らずじまいでした。花粉症やアレルギーの体質を、体に無理をさせないで治す漢方があると聞いてはじめはあまり信じられませんでした。とにかく、20年近く色々やってきたという気持ちがありましたし、副作用が強い新薬しか知らなかったからだと思います。でも、よく考えると西洋医学の治療とお薬しか使わなかったなぁと思い、だめもとで一度試してみる事にしました。
漢方のお薬を症状の出始める2ヶ月ぐらい前から飲み始め、症状がひどい時期は他の漢方と鍼治療も一緒に受け、症状が完全に止んだ後は体質をいい方に戻す作用の漢方に変えて飲み続けました。飲み始めた1年目は、いつもと同じような症状でしたが、2年目、3年目と自分でもはっきり自覚出来るくらい症状が軽くなって行きました。3年目は、いつもひどい時に併用して使っている新薬のお薬とアレルギー用目薬がほとんどいらなくなりました。そして4年目、漢方を飲んでいないのに、つらいと思える症状が起きず、気がつくと花粉症の時期を過ぎていました。4年目で私は、ずーっと苦しんできた体質が治ったんだと理解したのです。時間は掛かりますが、漢方はちゃんと根本から症状を治すのにとても有効だと感じています。
本当に先生と出会い、漢方治療を受けてよかったです。

アトピー性皮膚炎: 30代女性

うで(ひじの裏)が乾燥してるなと感じてはいたのですが、いつもの調子で無視していました。しかし、その乾燥が耳、頭皮にかゆみとして現れ始めて、先生のところへ行きました。
漢方は初めてで、最初はたくさんの質問に答えるのがやっとでした。でも漢方の煎じ薬、鍼治療を始めて、本当にびっくりしました。うでの湿疹、頭皮、すべての乾燥が少しずつ減っていきました。 何よりよかったと思うのは自分の体を以前より知れたことです。
自分の体にどんな食べ物がよいのかなど、毎日の生活に気軽に取り入れていけることもあるので、以前より身近になった気がします。

両手の指のこわばり:40代女性

昨年の8月あたりから、なぜか夜の11時をすぎると両手の指がこわばったようにむくみ(特に右手)手を握るのも困難で、また、手の甲の関節の指紋も消えたような、まさに「キューピーさん」状態になりました。これは朝まで続き、水に手をひたすとむくみは軽減するものの、あたたかい場所に入ると更にむくみが始まる、、といった症状が続きました。
元々むくみやすい体質ではあったのですが、手のむくみ、こわばり、というのは今までに経験がなく,血液の流れが悪いのだろうかと思い、肉類をやめ、また、塩気も控え、水分を今まで以上にたくさんとるように気をつけましたが、一向に改善する兆候もなく、益々むくみ、こわばりはひどくなるばかり。
肩や首が凝りやすいので、そこからきているものかとも思い、整体や針にも通いましたが全く効果がなく、整体に通いながらも、「これは、体の外云々ではなく、もっと中のもの。内臓系とか。。」と思うようになり、ふと永楽クリニックの広告をみつけすぐに電話をし治療を受けました。
松永先生の初診治療で、舌治療から始まり、脈診、睡眠時間、また一日の水分摂取量や私自身の心理状態などを聞かれ、内心「手や指のむくみなんだけれど睡眠時間が関連するのかな」と思ったものの、その後の診察結果で全てがこの症状に関連し、起因していることがわかり非常に納得したのを今でもよく覚えています。そして「きっとこの治療の方法で治るような気がする」と思いましたし、実際治りました。
最初は、煎じ生薬と錠剤の漢方を服用し、煎じ薬の苦味にもすぐ慣れ、また治療と漢方を併用することで指のこわばりやむくみが、少しずつ軽減していくのが目にみえてわかりました。
漢方服用2−3週間後には、夜11時からのむくみはほぼなくなり、朝のこわばりもあるものの起床2時間後には、元に戻り、その感覚が、1時間30分後、1時間後、とどんどん短くなってきました。
そして、服用してから1ヶ月をすぎた頃でしょうか、小さな時から、冬に限らず1年中、手の甲がどす黒くなっていて非常にそれが気にしていたのですが、その「赤黒い」色が消え、本来の肌の色が戻ってきたようになったのは、本当にうれしかったです。
そしてもう一つ驚いたことは、生理1週間前の頭痛や吐き気が全くなくなったことです。私は、初潮の時から、生理は生理痛もなく、量も比較的少なく、また、生理自体重いほうではなかったのですが、5年くらい前から、生理が始まる1週間前は、眠気や体のだるさだけでなく、吐き気や、頭痛に悩まされ、特に頭痛はひどく、そんなときに友人知人から食事などのお誘いを受けても断っていたことがあったくらいひどく、生理がくる憂鬱よりも生理前の1週間の憂鬱に悩んでいたのですが、私も年齢的なこともあり、また、日本の女性雑誌でも頻繁に「月経前困難症」というのはとりあげられていたので、これは「仕方がない」と思っていましたし、またその症状がでると、「ああ、あと1週間で生理だな」と目安をつけていたものですが、それがなくなったことです。今では、きちんとダイアリーに前月の生理開始日をつけておかないと、本当に「ある日突然生理が始まる」といったふうになります。
話を戻して、指や手のこわばりは、改善し、精神的にも随分と落ち着きました。
東洋医学は、結果がでるまでに時間がかかる、というのは聞いていましたが、私は、初診の生薬と錠剤が体に合い、本当によかったと思っています。現在は、これからの加齢のこともあり、生薬でなく、錠剤を毎日服用しています。疲れにくくなったこと、また、生理前の苦痛がなくなり、本当に快適な毎日を過ごしています。