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東洋医学で治りますか  

最も知りたい事だと思います。なんでも東洋医学が良いとは、決して思っていません。
しかし、多くの疾患において何らかのお役に立てると考えております。
鍼灸は、今から2000年以上前の中国で始まりました。それ以後、多くの人々の健康に
役立ちながら今日まで、伝えられてきています。

専門家の間では、いろいろな症状に実際に効を奏した報告が伝えられておりますが、
一般の方々には、その恩恵が十分につたえられていないという感を抱いております。
このサイトでできるだけわかりやすく啓蒙していきたいと思っております。

東洋医学において病とは陰陽のバランスの失調が原因と考えられています。
どんな病気でも根底にはバランスの崩れが存在しますので、それが体表に反映されているならば、整えていく事が可能となります。
逆に、陰陽のバランスの失調がない。状態の変化が体表に反映されていない等の時、治療し難いという場合があります。
具体例の一つとして、お薬の影響によるものがあります。
お薬の身体への作用は非常に大きいものがあります。本来持っている身体の状態が反映されにくくなり、
時には逆に出る場合もあります。その為、治療方針の判断が難しくなる事があります。

また、回復よりも病状の進行が大きい場合、結果として改善しないという事も出てきます。

そういった事を防ぐ意味で、ご家庭での取り組み等のアドバイスにも時間を掛けております。
さまざまな選択肢の一つとして、鍼灸治療を心の片隅に置いて頂けると幸いです。

効果の期待できる疾患は、適応疾患の項もご参照下さい。

お灸は、何故、効くのですか?

私は灸の治効のメカニズムを一般的に、

  • 1.施灸後の血液の化学的変化
  • 2.温熱の物理的刺激
  • 3.経穴の作用
    の三点と考えます。

原志免太郎博士(1)は「三里の灸と腰部の八点
灸」の合計10点の経穴で、全身の治療が可能であり、万病に対
応できると確言されています。

原博士の“施灸後の血液の化学的変化”に関す
る研究は、大正末期から昭和の初期に行われたにもかかわらず、
現代にも通用する灸の治効理論の一部として確固たる内容を
持っています。以下はその概略です。
1.白血球の数が増加する。施灸直後に増加を始め、8時間後に
最多数に達し、24時間持続して三日目より多少減少するが、
尚4〜5日間は多少の増加を持続する。白血球は平均2倍内外
の増加を証明するが、毎日連続して6週間施灸するときは、
施灸中止後も13週間にわたって白血球は増加を継続する。
2.白血球の食菌作用が強くなる。例えばチフス菌に対しては、
施灸後15分で既に食菌力が増強し、2〜3日後に最高に達し
その後漸次減少する。約1週間は平常よりも強くなっている
が、連続施灸するときは強くなった力を長く持続する。
3.赤血球及び血色素の量が増加する。施灸開始直前に血色素量
が平均78%だったものが徐々に増加し、第8周目に最高90%
に達し、第15周まで持続して施灸前の状態に戻るのは22周
目である。
4.赤血球の沈降速度が速くなる。
5.血小板が増加する。
6.血液の凝固性が高まる。
7.血糖量が増加する。
8.血液中のカルシウムが増加する。
9.血清中の補体量が増加する。
10.免疫体の産生機能が増進する。
原博士はこれらの研究結果を、直接灸による微量の“火傷毒
素(異種蛋白体)”が刺激となり、血液の成分や作用を強化する
ことによってもたらされるものであると結論された。そして大
きな火傷による大量の火傷毒素は人体にとって有害であるが、
少量の施灸を継続したときの少量の火傷毒素は、かえって人体
に対して有益であり健康を維持するために重要であると、ホメ
オパシーの理論を駆使して説明された。

(1)原志免太郎 医学博士、明治15年(1883)生まれ。明治34
年(1901)に、京都府立医学専門学校に入学し、医師になる。
大正13年(1924)頃より、九州大学医学部衛生学教室にて、
酸素注射の血液変化を調べる過程で、「施灸後の血液変化」
など灸の研究に打ち込み、その後「三里の灸」を健康増進・
無病の灸として生涯唱道する。1991年6月18日に108歳で
死去するまで、身を持ってその偉効を証明する。無くなる前
の2か月間は、男性の長寿日本一であった。

  • 原志免太郎 「万病に効くお灸療法」 p147 実業の日本社
     1933

子供の治療もしていますか?

  • 小児はり(夜鳴き/夜尿症/神経症等)治療をしています。
  • 小児鍼と呼ばれる特別の鍼を使います。但し、鍼といっても、身体に刺すためのものではなく、身体をなでで、接触させるためのものです。

治療期間  

最初の治療で完全に回復していなくても、体表の反応や自覚症状の改善が得られていれば、
ご家庭で取組めるお灸や身体創りの方法をアドバイスさせて頂き、経過を見てもらいます。
そのまま回復していけば、再度受診して頂く必要はありません。

急性炎症による場合、症状が落ち着くまでの目安はお答えする事がありますが、
それ以外の期間については、体質や生活状況、健康管理の取り組み等によって、
大きく差が出ますので、一概に決めず、柔軟に対応しております。

体質改善や予防、養生の目的でお越しになる方もいらっしゃいます。
そういう方々は、ご自身の体調変化に応じて適宜お越しになります。

以上の事から、当院での受診期間は1回きりという場合や、定期的に継続してご来院になるという場合などがあります。

鍼灸の刺激量  

使用する針は髪の毛程の太さ(0.20mmを主に使用)で、痛みを伴う事は、ほとんどありません。
お灸は身体の状態に応じて、直接据える方法と、針の上にのせて間接的に据える方法があります。

直接据える場合、熱さを感じる事もありますが、感受性や体質を考慮し、適宜調整して行います。
「刺激が強いほど効く」という考えは全くありません。苦痛を我慢しながら、治療を続けるような事は致しません。

感染について  

全く、心配ありません。
当院で使用する、鍼は、全て使い捨て、患者様ごとに必ず交換致します。
安心して、受診して下さい。

術後の心がけ  

体内の血流循環や神経の緊張状態が変化し、多くのエネルギーが機能回復の為に使われます。
この活動をより促す為、目安として飲食・入浴は1〜2時間、控えたほうが良いと思います。
お仕事等は、日常の範囲で行うようにして下さい。

治療後は、無意識に動き過ぎとなる事があります。その点は、充分気をつけてお過ごし下さい。
また、人により眠気や倦怠感を感じる事があります。そのような場合は、そのままゆっくり休んで頂くと、
より機能回復の効果があがる事に繋がるでしょう。