短い人生 気楽に生きよう

日経新聞の記事より抜粋
京都府立医科大学学長 吉川 敏一さんの文章です。

 人生は長いようで短い。特に晩年になってくると、
予想以上の短さにがくぜんとする。
庭に木を植えても大きく育つ前に自分はこの世にはいないのだ。

 人はみな、いずれ死んでしまうのだと納得しても寂しい。
余生が短くなってくれば、つかの間を十分に楽しまなければ悔いが残るに違いない。

 若い時のように、色々なことに必死に頑張らないようにしよう。
今、重要だと思うことのほとんどが、
死ぬ直前になって思い返せば、自分の人生にとっては、
さほど大事ではないのだ。

 年を取ってくれば、すべての事柄に完璧を望まず、
ある程度は、あきらめの境地に立つことが重要だ。
つらい事や、煩わしい事、ストレスなどからは、
まずは上手に逃げておこう。

 私の座右の銘は「なんとかなる」だ。
ほとんどの人が、理想や希望に向かって努力しているが、

人生の現実は厳しく、思うようにならないことの方が多い。
この事実を受け入れて、「まあ まあ」の人生なら良しとしよう。
頑張るのは若い者に任せて、残りの人生を思いっきり気楽に生きよう。